多くの日本人の悩みである、肩こりを例に挙げて"対処療法"と"根本治療"を説明します。
簡単に言うと、対処療法は起きてしまった事に対しての一時しのぎ、根本治療は起きないようにするための予防という事になります。
対処療法を使うのは悪い事ではありませんが、治すためには根本から原因を探り、元を改善しなければ治らないのです。虫歯も同じで、痛みどめを飲んでも一時的にしか効果はありません。歯医者さんで虫歯を治療してもらうしか治る方法はありません。
肩こりとは肩から首の周辺の筋肉が緊張し、血液の流れが悪くなり重苦しく感じる状態の事を指します。マッサージを受けると一時的に血液が流れ楽になります。しかし原因が他にある場合は同じ事の繰り返しです。上記のお悩み"治療を受けた後は楽だけど、また痛くなる"という事が起こるのはこのためです。
など例を挙げればきりがありませんが、このように、肩こり＝肩の問題だけではなく、色々な原因がある事がわかります。そしてその原因は人それぞれの生活習慣やお仕事、クセなど１人ひとり違います。当院では痛みのある肩だけを看るのではなく、全身の原因となりえる箇所を探っていき、さまざまな角度からアプローチして治療していきます。
男女の割合はやや女性が多めになっています。受けに来られた理由としては、肩こり・首の痛み・頭痛・腰痛・背中の張り・膝や肘の関節痛・五十肩・坐骨神経痛などさまざまな体の痛みが70％のダントツ1位。
続いて体のメンテナンスが2位。美容業界の方やスポーツをされる方、産後の骨盤矯正など体に痛みが出る前にケアをされています。スバラシイ！
そして交通事故治療が3位となっております。できたばかりの院なので今後割合が変わってくるかもしれませんが、定期的に更新していければと思ってます！
まず、痛みがある場合は痛みを取る治療を最優先に行います。痛みが取れるまでは、できるだけ来院の期間を詰めた方が良いです。
そして痛みが取れたら、体に正しいバランスを学習させます。元の歪みに戻ろうとする体に対し、反復して覚えさせます。
ここからはメンテナンスです。定期的にバランスを崩していないか、元に戻っていないかチェックすることで痛みが出ない体づくりをしていきます。
ここまでの繰り返しが根本治療です。対処療法ははじめの痛みをマッサージや湿布でごまかす事で一時的に治ったような気がしますが、結局バランスが崩れたままでは同じ痛みが出てしまいます。
